こんにちは!健康運動指導士のくみたです。
私は不定期土曜日に健康相談を受け付けており、患者さんの生活習慣病改善のために運動トレーニングや簡単な栄養指導も行っています。開催日は院内に掲示しております。どうぞお気軽にご相談ください!
1. 寒い季節に代謝が落ちる理由
冬になると「手足が冷える」「体重が落ちにくい」と感じる方が増えます。実は、寒さで体温を保つためにエネルギーを使う一方、活動量が減って筋肉量が減少しやすくなるのが原因です。
代謝の約40%は筋肉が担っているため、筋肉が減ると体は“省エネモード”になり、脂肪が燃えにくくなります。つまり、冬こそ“動く”ことで代謝を守ることが重要なのです。
2. 代謝を上げる基本は「筋肉を動かす」こと
寒さで体を縮こませるのではなく、「大きな筋肉を動かす」ことで全身の血流を促進し、体を内側から温めましょう。ポイントは下半身中心の運動です。太もも・お尻・背中といった大きな筋肉を使うことで、効率よく代謝を高められます。
おすすめの運動①:スクワット(下半身強化)
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椅子の前に立ち、お尻を後ろに引くように腰を落とす
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膝がつま先より前に出ないように注意
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10回×2セットを目安に行う
スクワットは、全身の血流を促し冷えを防ぐ最強の運動です。
おすすめの運動②:かかと上げ(ふくらはぎ刺激)
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背筋を伸ばして立ち、かかとを上げてつま先立ち
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そのままゆっくり下ろす動きを15回×2セット
ふくらはぎは“第二の心臓”とも呼ばれ、血液循環を助けて体を温めます。
おすすめの運動③:肩回しストレッチ(上半身の血流改善)
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両肩をすくめるように上げて、後ろに回す
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深呼吸をしながら10回
肩甲骨まわりの血流を良くし、冷えやこりを防ぎます。
3. 運動のタイミングで温め効果をアップ!
運動をする時間帯によっても、代謝アップ効果が変わります。
朝は体温が低く、代謝も下がりやすい時間帯。起床後1時間以内に軽い体操を行うと、一日の代謝スイッチが入りやすくなります。
また、夜は筋肉が温まっているため、ストレッチや深呼吸を組み合わせて「体を整える時間」にすると、睡眠の質も向上します。
4. 食事と生活習慣で“代謝維持”をサポート
運動とあわせて、日々の生活習慣でも代謝を守りましょう。
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タンパク質を意識的に摂る:筋肉の材料になる卵・魚・豆腐などを毎食に。
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体を冷やさない:特に首・手首・足首を温めることで全身の血流を保ちます。
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湯船につかる:入浴で体温を上げると、筋肉もほぐれて運動効果が高まりやすくなります。
5. 続けるコツは“がんばりすぎない”こと
冬は気温が低いため、体も心も動きにくくなります。大切なのは「無理なく続けること」。
朝起きたら肩を回す、歯磨き中にかかと上げをする、テレビを見ながらストレッチをするなど、生活の中に小さく取り入れてみてください。
1日5分でも、毎日続ければ確実に代謝の落ちにくい体になります。
不明点や不安があれば、ぜひ大澤医院にお越しいただきご相談ください。副院長は日本医師会認定健康スポーツ医でもあり、専門的なアドバイスも可能です(木曜日・金曜日午後・土曜日勤務)。
次回も、皆さんの健康に役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに!
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